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10年先まで明るさが続く?メンテナンスコストで差が出る無電極ランプ
近年、照明といえば「LED」が主流になりました。
省エネ・長寿命といったイメージが定着し、オフィスや店舗、工場、街灯まで幅広く導入されています。
しかし、実際に長期間使ってみると「思ったより早く暗くなった」「高所の交換が大変」「交換費用が想定より高い」と感じる方も少なくありません。
そんな中で、LEDの次の選択肢として注目されているのが「無電極ランプ」です。
この記事では、照明を長く・安く・安定して使いたい方に向けて、無電極ランプがもたらすメンテナンスコスト削減効果を分かりやすく解説します。
■ LEDでも「10年使える」は現場によって変わる
LED照明はカタログ上で「40,000時間」「60,000時間」などと謳われています。
一見すると「10年以上もつ」と思いがちですが、実際の使用環境では寿命が大きく変化します。
たとえば、
高温・多湿の環境(工場・倉庫・屋外)
電源のオンオフが多い場所
振動のある場所(道路灯や機械周辺)
こうした条件では、LED内部の電子部品が劣化しやすく、5年程度で光量が低下するケースもあります。
また、LEDチップ自体は長寿命でも、電源ユニット(ドライバ)が先に故障することも多く、交換には高所作業や足場が必要です。
結果として、交換部品+工事費=数万円〜十数万円のコストが数年おきに発生するケースも珍しくありません。
■ 無電極ランプは「電極がない」から長寿命
無電極ランプはその名の通り、「電極(フィラメント)」がありません。
光を生み出す仕組みがLEDとも蛍光灯とも異なり、電磁誘導の力で放電を起こすという独自の技術を採用しています。
電極がないということは、
熱による劣化が少ない
点灯・消灯を繰り返しても寿命が縮まらない
長時間の連続使用にも強い
といったメリットにつながります。
一般的な無電極ランプの寿命は60,000〜100,000時間。
1日10時間点灯しても約20年以上使用できる計算になります。
■ メンテナンス費用が圧倒的に少ない理由
工場や体育館、倉庫などの「高天井照明」は、1台の交換でも足場や高所作業車が必要になります。
そのため、電球代よりも工事費のほうが高くつくことも。
例えば、LED照明を5年ごとに交換するとして、
照明器具代:2万円
高所作業費:2万円
= 合計4万円 × 2回(10年で)= 8万円
一方、無電極ランプなら10年以上交換不要のため、
初期費用:3万円
工事費:1回分のみ
= 3万円前後で完結
このように、導入時の費用が多少高くても、トータルではLEDより安く済むケースが多いのです。
■ 明るさも安定、ちらつきが少ない
LED照明でよくあるのが、「設置当初は明るいが、数年後に暗く感じる」という現象。
これはLEDチップの経年劣化や光束の低下によるものです。
無電極ランプは構造的に発熱が少なく、光束維持率(明るさの持続率)が高いのが特徴。
10年経っても明るさの低下がほとんどなく、「ずっと同じ明るさで使える」と評価されています。
また、フリッカー(ちらつき)が極めて少ないため、カメラ映像にノイズが入らず、監視カメラを設置している現場にも向いています。
■ 導入事例:LEDから無電極ランプへ切り替えた工場の声
ある製造工場では、LED照明を導入して5年ほどで複数の照明が点滅・暗化。
高所作業のたびに作業停止が必要で、1回の交換に数十万円のコストが発生していました。
そこで、天井照明をすべて無電極ランプに変更。
結果として、
10年以上メンテナンス不要
明るさが安定し作業効率が向上
年間の電気代も約20%削減
といった効果が確認されています。
「交換の手間がなくなり、夜間作業も安定した」と担当者から高い評価をいただきました。
■ まとめ:長く使うほどコスト差が広がる
照明器具は「購入価格」だけで比較するとLEDが安く見えます。
しかし、実際のコストは交換の手間・工事費・寿命の違いを含めて考えることが大切です。
無電極ランプは、
電極がないため長寿命
明るさが長期間安定
交換回数が少なくメンテナンスコストが低い
という特徴を持っています。
もし「LEDの交換が頻繁で困っている」「高所の照明を何とかしたい」とお考えの方は、
一度、無電極ランプという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事は、さくら照明が長年培ってきた無電極ランプの導入実績をもとに執筆しています。
現場環境に合わせた最適な照明提案をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。